Tech3 フォルガーの代役は、ハフィス・シャリンに実質決定!?



以前から話題になっている、病気により2018年シーズンのMotoGPクラスへの参戦を断念したヨナス・フォルガー 選手の代役問題 ですが、実質的にマレーシア人ライダーのハフィス・シャリン 選手がシートに収まりそうです。

シャリン選手は2017年度はMoto2クラスへ参戦し、昨年の鈴鹿8時間耐久レースでTEAM KAGAYAMAから参戦しました。

2018年度もSIC Racingからmoto2クラスへ参戦予定でしたが、モンスター・ヤマハ・テック3は2月16日から行われる、チャーン・インターナショナル・サーキットでのオフィシャルテストにハフィス・シャリン 選手を起用する事を発表しました。

更に、そのシャリン選手が所属していたSIC Racing(PETRONAS SPRINTA RACING)からの発表があり、WSSPに参戦していたズルファミ・カイルディン 選手をシャリン選手の代わりに2018年シーズンは起用することを発表しています。

Monster Yamaha Tech 3から正式にフォルガー選手の代役にシャリン選手を起用するとの発表はまだありませんが、シャリン選手がSIC Racingからの参戦が無くなったので実質的に代役を務めると見て間違いなさそうです。







エルベ・ポンシャラル氏のコメント
「ハフィス・シャリンをブリーラムでのテストに起用する可能性があることを誇りに思い、大変嬉しいです。
ジョナス・フォルガーが不参戦を決断してから、我々は正しい後任者を探しています。
セパンでのテスト後、多くのミーティングを持ち、ハフィス・シャリンがモンスター・ヤマハ・テック3にとって最適であると決めました。
現時点では、3日間だけの起用となりますが、彼がその実力を証明してくれると確信しています。
彼は若干23歳と若く、中量級では容易ではない表彰台を獲得し、昨年は総合10位に進出しました。
常に言っているように、既に確立されたライダーを起用するより、ヤングライダーを起用することの方が大きな意味があります。
まずはテストに参加してもらい、テストの後に最終的な決断を下します。
ハフィス・シャリンが所属するチームマネージャー兼セパン・インターナショナル・サーキットのジェネラルマネージャー、ラザラン・ラザリに感謝します。」



ハフィス・シャリンのコメント
「最初に、この機会を提供してくれたエルベ・ポンチャラルとモンスター・ヤマハ・テック3に感謝します。
タイでの3日間で最善を尽くします。
僕にとって、最高峰のマシンを走らせることは夢の実現です。
今回のチャンスに相当興奮しています。
僕の能力を全ての人たちに見せたいです。
ラザラン・ラザリをはじめ、僕を支援してくれている人たちに感謝したいです。
初めて最高峰クラスのバイクを走らせるので、ブリーラムに行けることが楽しみです。
僕は信じられないほどの幸せに包まれています。
ヤマハYZR‐M1を走らせるために多くのことを学ばなければいけませんね。
チームがどのように作業を進めて行くのかを理解したいです。
経験豊富なチームなので、チームのサポートを最大限に活かしたいです。
この冬は懸命にトレーニングを積みました。
この努力が報われることを願います。
テストが始まるのが待ちきれません」





SIC・レーシングチームマネージャー
  ヨハン・スティゲフェルト(5番の人)のコメント
「ズルファミ・カイルディンが我々のチームに加入します。
ハフィス・シャリンが乗ることを計画していたので少し驚いていますが、ここ6か月間はプロジェクトの準備に向けて仕事を進めてきたので、全ての準備が整っています。
カイルディンに最善の支援、最高のバイクを提供します。」

SIC Racingと言えば、佐々木 歩夢 選手が所属するチームですね。
その佐々木 選手ですが、現在スペインでテストをしています。

話をシャリン選手に戻しますが、バイクや排気量が変わると全く乗れなくなるライダーって結構いるんですが、シャリンのライディングスタイルと適応能力ならば、イイ線いきそうな気がします。
と、いうのも鈴鹿8耐の合同テストでシャリンは初めてGSX-R1000に乗ったのにもかかわらず、加賀山 選手・浦本 選手を差し置いてベストタイムを出しています。
確か1000ccのバイクに乗ったのも、この時が初めてだった気がします。
合同テストのみならず、公式予選の時も3人の中でシャリンが一番速いタイムを記録しています。

実質的に現段階で、東南アジア最速ライダーだと思うし、抜群の適応能力とセンスがあるのは間違いないと思います。
SNSで様々な意見を見ますが、私はエルベ・ポンシャラル氏は良いライダーをチョイスしたと思います。
今月16日から3日間行われるテストでシャリンがYZR-M1へ対応できるか見ものです!



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