昨年のイタリア・ミラノで開催されたEICMA2017で、ホンダはCRF1000L Africa Twin Adventure Sports(アフリカツイン アドベンチャースポーツ)を発表しました。
今回発売となる Adventure Sportsは、スロットル・バイ・ワイヤシステムなど先進装備を採用するとともに、大型のフューエルタンクなどが装備されています。
2016年に販売されたアフリカツインも、しばらく納車待ちが続き アドベンチャースポーツもミラノショーでの発表直後から、国内外で話題を呼んだモデルなので欲しい方は予約を入れておいたほうが良さそうです。
今回発売となるアドベンチャースポーツは、4タイプ用意されており、Adventure sports・Adventure Sports Type LD・Adventure Sports(DCT付き)・Adventure Sports Type LD(DCT付き)が用意されています。
発売時期は、「4月2日より新販売網のHonda Dreamより発売」と発表されていますので、ホンダドリーム以外では買えないと思われますので注意してください!
気になる価格は、STD・LDのDCT無しバージョンが1,551,960円(税込)STD・LDのDCT付きバージョンが1,659,960円(税込)となっています。
カラーバリエーションは、パールグレアホワイトのみとなりますが、1988年に発売された初代アフリカツインであるXRV650の生誕30周年を記念し、XRV650のカラーリングをイメージした専用カラーで無茶苦茶カッコイイので1色でも問題ないでしょう!
CRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツの製品説明、スペックは以下の通りです。
<CRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツ>
「CRF1000L Africa Twin」は、「日常から夢の大地まで安心して楽しめる本格アドベンチャー」を開発コンセプトに、市街地や高速道路、郊外のワインディングロードから未舗装路まで、さまざまな道を走破できるアドベンチャーモデルとして発売します。次世代アドベンチャーモデルにふさわしい装備やHonda独自の二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」をタイプ設定するなど、先進技術を搭載したアドベンチャーモデルとして発売以来多くのお客様に支持されてきました。
「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」は「CRF1000L Africa Twin」をベースに航続距離を延伸できる24Lの大型フューエルタンクをはじめ、快適な高速巡行を可能とする大型ウインドスクリーンや車体へのダメージを軽減するフロントサイドパイプ、不整地での飛び石などからエンジンを保護する大型のスキッドプレートを装備しています。
また専用サスペンションによりストローク量を伸長させることで悪路での走破性を高めています。
さらに、足つき性を考慮した専用サスペンションによってシート高を標準より60mm低くしたローダウンタイプも設定しています。
<CRF1000L Africa Twin Adventure Sports の主な特徴>
●パワーユニット
・スロットルグリップ開度をセンサーで検出し、ECUが駆動信号を送ることでスロットルバルブ開度をモーターにて制御する「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を採用。
・吸排気系の見直しにより排気音と鼓動感をさらに際立たせるとともに、キャタライザーを分割化することでサイレンサーの小型軽量化を実現。
・マニュアルトランスミッション仕様車は変速時のクラッチ操作とスロットル操作を不要とし、シフトアップ・シフトダウンに対応した「クイックシフター」をオプション設定。
●Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)
・7段階のトルクコントロールと、トルクコントロールを必要としないOFF状態の選択を可能とし、ライダーの好みに応じたセッティングの幅を拡大。
●ライディングモードセレクト
・さまざまな走行状況でライダーの好みに応じたエンジン出力特性を選択できるライディングモードを採用。
スロットル操作に対するスロットルバルブの開度とエンジンブレーキ、HSTCの介入量を切り替えることにより、「Tour(ツアー)」「Urban(アーバン)」「Gravel(グラベル)」の3モードとライダーの好みに合わせた設定が可能な「User(ユーザー)」モードの計4モードが選択可能。
●電装
・急ブレーキ時にウインカーランプが高速点滅する事で急減速状態を後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」を採用。
・右左折や車線変更完了時に自動でウインカーをキャンセルする「オートキャンセルウインカー」を装備。
・軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーを採用。これまでの鉛バッテリーに対して軽量化とマスの集中化に寄与。
・冷寒時の走行に便利なスポーツグリップヒーターと、携帯電話などの充電に便利なアクセサリーソケットを標準装備とし、ツーリング時における利便性を向上。
●カラーリング
・1988年に発売された初代アフリカツインであるXRV650の生誕30周年を記念して、フューエルタンク上部に専用ステッカーを配し、XRV650のカラーリングをイメージした専用カラーを採用。
●フューエルタンク
・容量24Lのシームレス溶接フューエルタンクを採用。
前後の体重移動の妨げにならない形状とし、ゆったりとしたライディングポジションと専用の大型ウインドスクリーンの採用と相まって、ロングツーリング時のさらなる快適性を実現。
●装備
・リアカウル右側にユーティリティーポケットを採用するとともに、タンデムシートとリアキャリアの上面をフラットな配置としたステンレス製リアキャリアを装備する事で、ツーリング時の積載性を向上。
●サスペンション
・ストローク量を伸長させた専用サスペンションを採用。最低地上高をベースモデルの250mmから270mmへと変更し、オフロード走行時の走破性向上に寄与。
・専用サスペンションにより標準モデルに対してシート高60mm下げ、足つき性を考慮したローダウンタイプを設定。
CRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツ 製品紹介動画
主要諸元
車名・型式 : ホンダ・2BL-SD04
全長×全幅×全高 (mm) :2,340×930×1,570(STD)
2,310×930×1,510(LD)
軸距 (mm) :1,580(STD)
1,560(LD)
最低地上高 (mm) :270(STD)
210(LD)
シート高 (mm) :890/870(STD)
830/810(LD)
車両重量
243kg(STD)
242kg(LD)
253kg(DCT付きSTD)
252kg(DCT付きLD)
乗車定員 :2人
燃料消費率※1 (km/L)
国土交通省届出値 定地燃費値※2: 32.0(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時>
WMTCモード値(クラス)★※3: 21.1(クラス3-2)<1名乗車時>
■道路運送車両法による形式指定申請書数値(★の項目はHonda 公表諸元)
※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
最小回転半径:2.6m
エンジン型式・種類:SD04E・水冷 4ストローク OHC(ユニカム) 4バルブ 直列2気筒
総排気量 (cm3):998
内径×行程 (mm):92.0×75.1
圧縮比:10.0
最高出力 (kW[PS]/rpm):70[95]/7,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):99[10.1]/6,000
燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 :セルフ式
点火装置形式 :フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量:24L
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:常時噛合式6段リターン〔電子式6段変速(DCT)〕
変速比
1速 2.866〔2.562〕 ※〔〕内はDCT
2速 1.888〔1.761〕
3速 1.480〔1.375〕
4速 1.230〔1.133〕
5速 1.100〔0.972〕
6速 0.968〔0.882〕
減速比(1次/2次):1.733〔1.883〕/2.625
キャスター角(度)/トレール量(mm):27°30´/113
タイヤ
前 90/90 - 21M/C 54H (チューブタイプ)
後 150/70R 18M/C 70H (チューブタイプ)
ブレーキ形式
前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式ディスク
懸架方式
前 テレスコピック式
後 スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式
セミダブルクレードル
Adventure sportsとAdventure Sports Type LDの大きさ比較図
CRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツ PV動画
MotoGPライダーのマルク・マルケス選手と、2015年よりTeam HRCからDakar Rallyに参戦しているホアン・バレダ選手によるライディングインプレッション。(アドベンチャースポーツではなく、CRF1000L アフリカツイン)
いかがだったでしょうか?
ぶっちゃげ、ツーリング用にアドベンチャースポーツが本当に欲しいです。
標準装備でグリップヒーターとAC充電ソケットを装備し、タンク容量の増加、ETC標準装備、ウインドプロテクションに優れたフェアリングと高めのスクリーン等を装備しており、完璧なアドベンチャーツアラーだと思います!
今まで、アドベンチャーツアラーにあまり興味が無く、所有したことが無い私でも欲しいです!
購入する資金がありませんが、実車がお店に並んだら、必ず見に行こうと思います!
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