Tech3 セパンで行われるプライベートテストにヨニー・ヘルナンデスを起用

先日、2018年シーズンを欠場すると発表したヨナス・フォルガーですが、Tech3は24日からセパンで行われるプライベートテストを控えており、フォルガーの代役としてテストにヨニー・ヘルナンデスを起用するとLa Gazzetta dello Sportが報じています。

Tech3の発表によると、セパンテストで誰がフォルガーの代わりにライディングするかは正式決定はしていないとの事ですが、報道によると3日間のテストでフォルガーの代役をするのはヘルナンデスになると考えられています。

しかしですよ？　

フォルガーが欠場を発表した翌日くらいにエルヴェ・ポンシャラルは「既に契約があるライダーは起用するつもりはない」とコメントしています。

ヨニー・ヘルナンデスは2018年シーズンをWSBKにPedercini RacingからZX-10Rを駆って参戦予定になっています。あくまでもテストのみの参加なのでしょうか？

ヘルナンデスと言えば、モトクロスからバイクレースを始め、2005年にコロンビアの国内選手権125ccクラスのチャンピオンに輝き、2007年から活躍の舞台をモタードへ変更。

2008年からは、スペインスーパーモタード選手権に参戦。
2009年に再びロードレースに活躍の場を移し、スペインロードレース選手権(CEV）へ参戦。
2010年からロードレース世界選手権moto2クラスでデビューし、2014年からMotogpクラスでドカティのマシンを走らせています。
モタード仕込みのスライドコントロールは天下一品です。

フォルガーが欠場を発表した直後のTech3のエルヴェ・ポンシャラルのコメントでは、
「フォルガーが欠場を発表した後から私の電話は鳴りっぱなしで、Eメールもメッチャ届いて、多くのオファーが来ていす。
Moto2ライダーを入れてそのライダーを育てるというのが一番面白そうですね。
ただ1つ明確なルールがあって、既に契約があるライダーを起用しません。
契約を破棄させて起用するのは、道理的に間違っていますから。
ジョナサン・レイの名前も話の中で出てきていますが、彼は既にSBKでカワサキと契約があります。
また、アレックス・ロウズとファン・デル・マークもヤマハと契約があります。
私は他のチームからライダーを獲得しようとは思っていません。
フォルガーの代役を務めるフル参戦ライダーは、2月16日に行われるタイのチャーンサーキットで行われるテストまでには見つけたいと思っています。」

とコメントしています。


という事は、ヘルナンデスがテスト終了後もそのままTech3に居座るという可能性は無さそうですね。


ちなみに、YAMAHAの予定ではチャーン サーキットで行われるMotogpのテストの前日の2月15日に、同じくチャーン サーキットで「2018 YAMAHA MOTORSPORTS MEDIA CONFERENCE」というイベントが開催されます。
簡単に言えば、ヤマハのワークスチームの今年の参戦体制発表会なのですが、参加チームは

●スーパーバイク世界選手権
PATA Yamaha Official WorldSBK Team 
●全日本ロードレース選手権
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
YAMALUBE RACING TEAM
●アジアロードレース選手権
Yamaha Racing Team ASEAN 他
●ロードレース世界選手権
Movistar Yamaha MotoGP

Monster Yamaha Tech 3

となっています。
恐らくこの日までは、海外のメディアから情報がリークしてくるとは思うのですが、どのタイミングで信憑性のある情報が流れるか解らないので気が抜けません。

2018年シーズンの契約が決まってないライダーから人選するにも、速いライダーって とっくに契約終わっていますし大丈夫なんでしょうか？
WSBKのロウズとファン・デル・マークの起用の線も無いとハッキリ言ってますしね。

個人的には野左根 選手がフォルガーの代役を務めて欲しいですが、Tech3は誰を起用するのか読めません。
う～ん誰になるんでしょう・・・気になります！