以前こちらの記事で紹介した、2019年よりMotogpで開催される電動バイクのクラス"Moto-e World Cup"のマシンを元WSBKチャンピオンのシルヴァン・ギュントーリ選手がスペインのアルメリア サーキットでテストしたようです。
だいぶ前にロリス・カピロッシもMoto-e World Cupの車両となるエネルジカ・モーターカンパニーのマシンをテストしましたが、今回のギュントーリがテストした車両はミシュランタイヤを履き、実践に近い状態でテストされたようです。
その割にはテールランプが見えていますが(笑)
テストを終えたギュントーリのコメントですが、
「エネルジカの電動バイクに乗り、新しい経験を積み楽しかったです。
トップスピードは270km/h出るんですよ。」
との事です。
Moto-e World Cupのベースとなるエネルジカ・モーターカンパニー社の市販車"ego"のスペックを考えると270km/hは出ても不思議ではありませんが、凄いスピードですね。
Moto-e World Cupに採用される市販バージョンのエゴの大まかなスペックですが、最高速度:240 km/h
最大トルク:200 Nm
最高出力:107 kW / 145 Hp
です。
トルクを Nmからkgf・mに換算し直すと、20.3943kgf・mとなり、ZX-10Rの2018年モデルが11.6kgf・m / 11,500rpmですから、物凄いトルクですね。
下の動画ではエネルジカ・モーターカンパニーの EGO とBMW S1000RR HP4やFerrari 458がドラッグレースで対決しています。
エネルジカ・モーターカンパニーのEGOが序盤の加速が素晴らしいのですが、「後半の伸びはどうなんだぁ~!?」と思ってる所で次の対決に行くので、エネルジカ・モーターカンパニーに都合のいい編集になっているのが残念ですが、見てみる価値はあると思います。
ギュントーリのコメントによると、最高速が270km/h出ている様なので、Moto-e World Cup用のベースマシンは更にトルクも馬力も出ている事でしょう。
正に異次元の加速ですね!
下の画像はエネルジカ・モーターカンパニーのレーシング電動バイク(Moto-e World Cup用のバイクではない)です。
クランクケースカバーの位置に見えるモーターの空冷ファンがカッコイイですね!
2010年にマン島TTでTT-ZEROクラスが開催されて今年で8年経ちます。
バイクとしてのスペック的にも問題なさそうですし、Moto-e World Cupの成功が市販バイクの電動化に拍車を掛けそうな気がします!
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