DUCATI デスモセディッチGP18は1月15日の発表会で初披露!Honda RC213Vの開発方向は?



イタリアのレース専門ウェブサイト「corsedimoto.com」によると、DUCATIはロレンソが追求するコーナリングスピードを高める方向で18年型の開発を進め、1月15日の発表会で初披露するそうです。

ドゥカティ・チームでホルヘ・ロレンソのチーフクルーを担当するクリスティアン・ガバッリーニ氏が来年最初のオフィシャルテストで投入を予定する新型のプロトタイプのデスモセディチGP18に関して、アンドレア・ドビツィオーソとロレンソのポテンシャルを最大限に発揮する目的で、二通りの進化に向けて開発が進められていることを発言した記事を紹介します。




「バイクのベースは、とても良いです。
確かに我々はホルヘの方向性に向けて仕事をしています。
来年型は彼のライディングスタイルに、より接近するマシンになるでしょう。
ドゥカティは、その方向に向けてバイクの改良を進めています。
2つの方向に進むことに関して、問題はありません。
確かに、ファクトリーにとっては、エクストラな努力となりますが、両方の方向性からポジティブなことを収集できることから、さらに学習できます。
これはポジティブなことです。」

と、各自のライディングスタイルに適応したバイク作りになることを説明しました。

という事はですよ・・・
もしかしたらGP18はロレンソ仕様のバイクとドヴィジオーゾ仕様のバイクで、乗り味や特性の違うマシンが用意され、デスモセディッチGP18は2本立てになるかもしれない可能性がある訳ですよね?


ロレンソはウイングレットが付いたバイクを好んで使用しますが、ドヴィは状況に応じてウイングレットを使用したり使用しなかったり使い分けています。
もしかしたらカウリングも2人で大幅に違ったものを使用し、乗り比べてみると別物と呼べるくらいの仕上がりになっていたらオモシロイんですけどねぇ~
開幕までに一体どんなバイクになるか楽しみです!

また、クラッチローも2018年型のRC213Vについてコメントしており、マルケスとペドロサとクラッチローの3人が2018年型 RC213Vに対する要求が一致しているようです。


レース専門ウェブサイト、「autosport.com」は、2018年シーズン HRCのファクトリーライダーとして、LCR・ホンダ・カストロールから継続参戦するカル・クラッチローの2018年型 RC213Vの開発に関して発言した記事を紹介しています。



「2018年型 RC213Vは、走らせるのに よりナチュラルなバイク、よりニュートラルなバイクを希望しています。
これは簡単なことではありません。異なることを造るのは非常に難しい。
ホンダは沢山のポジティブなところがあり、僕たちが異なることを試そうとすると、そのポジティブなところを失ってしまうかもしれません。
例えば、コーナーの進入です。
2017年は少し悪くなってしまいました。もしくは、僕たちのライバルたちがそこを改良してきたのでしょう。
私たちは常にストロングポイントを維持したいけど、他の分野を少し改良するために、何かを諦める必要があると考えています。
全体的に大きな変更が行われるとは思っていません。
全体的なパッケージとして、少し乗りやすくなることを期待しています。

奇妙な事に、マルケスとペドロサは他のメーカーのバイクを走らせたことがないから、通常、僕たちの見解は少し異なるのですが、マルケス&ペドロサと私の優先事項は本当に同じなんです。
中でもマルケスは僕と正確に同じことを要求しました。
彼は優先順位をつけるはずだから、同じ方向性に進むことは良いことです。」

と、新型プロトタイプマシンの期待を語りました。

扱いやすいバイクを希望している事が強調されていますねぇ。
「パワーがあって速くて扱いやすいバイク」
当然そう言ったバイクが速いのが当たり前なのでしょうが、それを作るのがどれだけ難しい事か・・・
RC213Vは旧型のフレームに戻したり、色々試して熟成は進んでいるように思えますが、コメントにもあるように まだまだ熟成の伸びしろはありそうです!

そうなってくると気になるのはYAMAHAです。
マシンづくりに関してHONDAとDUCATIにやや遅れを取っている気がするのですが、大丈夫なのでしょうか!?
何とかロッシにタイトル獲得してもらって現役続行して欲しいです!

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