ビアッジ談!マルケスはドカティ機でもタイトルを取れる!


イタリアの専門誌、『MOTO SPRINT』が2年連続4度目のタイトルを獲得したマルク・マルケスについてどう思うか「ローマ皇帝」武闘派ライダーのマックス・ビアッジ元選手にインタビューをしたそうです。

実はマルケスが2017年のタイトルが決まった日の11月12日にツイッターでアンケートを取りました。

(回答していただいた方 有難うございました m(__)m )

Twitterでアンケートを取った結果は以下の通りになりました。










45名の方がアンケートに答えてくれたのですが、62%の方が「マルケスはドカティに移籍してもタイトルが取れる」との結果になりました。

皇帝様こと、マックス・ビアッジも「マルケスはドカティに移籍してもタイトルが取れる」とインタビューで答えていますが、その内容を見て行きたいと思います!

「私の考えでは、バイクのパフォーマンスは少しスムーズになったと思います。
僅かコンマ数秒の差で3~4人のライダーたちが接近することから、バイクの性能が非常に均衡していると思います。
マルク・マルケスは他車に乗り換えても勝利を挙げることができ、ドゥカティを走らせても勝つことは確かです。

彼の走りに感銘を受けませんか?滑らすときの走り方には、見ていて言葉を失います。
転倒と思われた瞬間に体勢を立て直し、あれは幸運だけではなく、バイクのマネージメント能力によるものです。
これは彼しかできないことです。

彼はシンプルに最強のライダーであることからワールドチャンピオンになりました。
若干24歳のキャリアを振り返るだけで十分ですが、私の考えでは、まだ最高点に到達していません。
彼の最高潮は、これからでしょう。」

さらにもう1人、感銘を受けたライダーとして、ストーナーについても語っています。

「ケーシー・ストーナーは、もう1人の印象的なライダーです。
20年に1人現れるか現れないかの 才能のある1人です。
私は彼にも感銘を受けました。
ホルヘ・ロレンソは、ストーナーは彼のキャリアの中で最も純粋な才能の持ち主だと常々言っていましたが、私も同じ考えです。
ケーシーとは時々メッセージを交わし、良好な関係にあります」

と、ドゥカティとホンダでチャンピオンに輝いたストーナーについても絶賛しました。
この日は機嫌が良かったんでしょうねw

ビアッジ選手は、今年の6月にモタードでトレーニング中に転倒し、肋骨を11本折る大事故を起こしました。
ビアッジ選手と言えば、同じイタリア人のロッシ選手との不仲が有名で2001年の開幕 鈴鹿での肘打ち事件が有名ですね。

その年のヘレスでは、レース終了後に表彰台へ移動する間に、お互い顔が腫れるまでボコボコに殴り合う事件もありました。
ロッシ選手だけではなく、SBK時代は同じイタリア人のマルコ・メランドリのタイムアタックを妨害し、挙句の果てにメランドリにビアッジがビンタする始末。
更に次のレースではチームメイトのレオン・キャミアのタイムアタックを妨害してチームメイトにも嫌われたこともありました。

コース外へ出れば、スーパーモデルのナオミ・キャンベルと付き合ったり、ミス・イタリアで女優のエレオノーラ・ペドロンと結婚し、離婚した翌月にはTwitterで歌手のビアンカ・アツェイとの交際をtweetしたり、
ライダーとして成功し、喧嘩も強く、女性にもモテモテなビアッジさんは、約24億円の脱税容疑がかかる程 お金を持っています。


そんなビアッジさんですが、2016年の鈴鹿8耐をTVで観戦し、

「めちゃくちゃ暑い鈴鹿8耐レースで、ヤマハチームが大勝利!もしかして俺が参戦するなんてことも有り?

とツイートし、少しだけ今年の鈴鹿8耐にビアッジが参戦する事を期待したのですが、当然の如く実現されませんでした。

新恋人をツイッターで公表したり、鈴鹿8耐の参戦を匂わせる程ビアッジさんはツイッターが大好きで、当時アプリリアの天才メカニックのジジ・ダッリーニャのDucatiの移籍に関しても

「アプリリアのレース部門No.1ことジジ・ダッリーニャが、本日よりドゥカティの人間になるってのは、もはや確かなこと。新たなチャレンジに向け、頑張れ。」

とツイートし、本人はお世話になったジジを励ましたつもりなのでしょうが、世界最速で情報をリークしてしまう程のTwitter好きとして有名です。

そんなビアッジ皇帝も2013年に自身の伝記本「Oltre」を出版しています。

本の中で、ロッシ選手を『俺の人気をよじ登る猿』と書いていたり、なかなか過激な内容となっているらしく、ビアッジを憎む事のできない私としては読みたくて仕方ないのですが、未だ日本語で発売されません・・・

ビアッジを師と崇めるロレンソも、ビアッジの伝記本「Oltre」を愛読しているようで是非私も読んでみたいのですが、未だ日本で発売されるとの情報はありません。

どの出版社さんでもいいので、マックス・ビアッジの伝記本「Oltre」の日本語訳本を発売してください!お願いします!!

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