今週末はMotogp最終戦! 14日からのバレンシアテストもお見逃しなく!!


11月10日(金)~11月12(日)の日程でMotogp 第18戦 がスペインのバレンシアサーキットで行われます。

現在、総合1位のマルク・マルケス選手の282ptに対し、2位のアンドレア・ドヴィジオーゾ選手は261ptで21ptを追う形となります。

正直このポイント差なので、結構な確率でマルケスがチャンピオンとなりそうです。

しかし、レースは水物!今季のBSB最終戦のように最後の最後まで何が起こるか解りませんよ!

さて、いつも通りバレンシアのコース紹介から行きたいと思います。




Motogp最終戦の舞台となるバレンシアサーキットですが、バレンシア州政府が州都バレンシア市郊外のチェステに建設したサーキットで、シルクイート・デ・ラ・コムニタ・バレンシアーナ・リカルド・トルモは、1999年9月19日のオープニングイベントとしてMotogp世界選手権を開催すると、2002年からは最終戦を開催しています。

チャンピオンシップで唯一のスタジアムスタイルのサーキットであり、876メートルのストレート、5つの右コーナー、8つの左コーナーを観戦できるスタンドには、毎年20万人を超えるファンが集まります。

サーキットの名称は、1998年に白血病により他界した地元の英雄、1978年と1981年に50ccクラスでチャンピオンに輝いたリカルド・トルモ選手の栄誉を称え、彼の名にちなんで付けられています。


2016年9月に、バレンシア州政府とドルナスポーツとの間で、2017年から5年間の契約延長に関して合意し、2021年までの開催が決定しています。
コース全長:4.0km
コーナー数:14 (右5 左9)
コース幅:12m
最大直線距離:876m

パッシングポイントは、ストレートからの1コーナーへの進入、2コーナーの長い左コーナー、短いストレートからの6コーナー、最終コーナーとなる14コーナーです。


さて、木曜日に行われたプレスカンファレンスの時に、マルケス、ドヴィ、ロッシ、ロレンソがコメントを残しています。

ポイントリーダーとして、最終戦でホームレースとなるマルケスのコメント
「タフなシーズンでした。ワンレースで全てが決まります。
今週末もいつもと同じような気持ちでレースに挑みます。
そして、公式練習で100%を尽くします。
当然、特別なレースだと感じるけど、日曜14時の決勝レースを楽しみます。
好きなサーキットでファンの前で走る特別なレースとなるでしょうね。
モータースポーツでは、何でも起こり得ます。
レースでフィニッシュすることが最重要だと思っています。
バレンシアでチャンピオンシップを争うのは初めてではありませんが、ベストを尽くして状況をマネージメントします。
週末を通じて、いつものようにプッシュしていくつもりです。
ウォームアップ走行後、状況を確認し、コースに飛び出し、バイクのフィーリングを求め、レースを楽しんできます。」
と、いつもの姿勢を週末に取り組むことを強調しました。


一方、前戦マレーシアGPの優勝でギャップを21ポイント差まで詰めた総合2位のドヴィジオーゾは、
「このような状況は思ってもいませんでした。
誰もが期待していなかったことだから、僕はとても嬉しいです。
今季のチャンピオンシップで達成して来たことを誇りに思っています。
ムジェロから僕たちは非常に戦闘力が上がり、好不調がありましたが、最終戦までチャンピオンシップを闘っています。
21ポイント差は非常に難しいですが、まだオープンな状態です。
僕たちは集中し、レースに勝たなければなりません。
これは難しいことですが、僕たちにはスピードがあります。
作戦は1つだけ・・・・それは勝利に向けて挑んでいく事です。
僕たちはここまでの結果に大変満足しているから、大きなプレッシャーを感じていません」
とコメントしています。



通算9度目のタイトルを獲得したロッシは、
「ドビツイオーソがやることは1つだけです。
それは、レースに勝つことだけど、マルケスは状況をコントロールすることができます。
とにかく、日曜を待ち、ライバルのレベルを理解しなければいけない」
と、同郷のドヴィジオーゾに助言しました。




通算5度のチャンピオンに輝いたロレンソは、
「状況はマルクがとても有利ですね。
ドビツィオーソに対しては、それほどシンプルではないけど、僕はチェックします。
もし、優勝争いができれば、ピットボードとダッシュボードを確認ます。

とコメントしていますが、皆さんも覚えているでしょう。
前回の第17戦 マレーシアグランプリでロレンソのダッシュボードに「Mapping 8」というメッセージ(実はこのメッセージはチームオーダーで、「ドヴィを前に行かせろ」とのサイン)が表示されたのですが、あろうことかロレンソはレース後のコメントで「集中力を失わないようにレース中は1度もダッシュボードを見てなかった」とコメントしています!

それにロレンソはDucati移籍後にまだ勝利を挙げておらず、移籍後 初勝利がかかっています!
Motogpクラスでバレンシアを最多勝利しているライダーは、何とロレンソなんです!

ですから、ロレンソはバレンシアがDucati移籍後 初勝利を挙げるには今シーズン最後のチャンスであり、絶好のステージでもあるのです!
そんなロレンソにまたもやチームオーダーは出るのか!?
果たして、「Mapping 8」が出た場合、メッセージを見落とさず、チームオーダーに従うのか!?
ロレンソの走りに注目です!!

そんなMotogp最終戦バレンシアのタイムスケジュールですが、

11日(
17:00~17:40 moto3   FP3
17:55~18:40 motogp FP3
18:55~19:40 moto2   FP3
20:35~21:15 moto3   公式予選
21:30~22:00 motogp FP4
22:10~22:25 motogp Q1
22:35~22:50 motogp Q2
23:05~23:50 moto2   公式予選

12日(
16:40~17:00 moto3  WUP
17:10~17:30 moto2  WUP
17:40~18:00 motogp WUP
19:00~     moto3 決勝
20:20~     moto2 決勝
22:00~     motogp 決勝

となっております。
また、題名に書いている通り14日からバレンシアテストが開催されますので、そちらもお見逃しなく!
視聴方法はコチラの記事 に記載していますが、しっかり内容を読んで自己責任でご視聴ください。

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