12月18日追記:WSBK公式HPより発表のあった2018年エントリーリストを こちらのページ にまとめています。
是非ご覧ください!!
2018年度の参戦リストが確定したMotogpに対し、ワールドスーパーバイク選手権は2018年のシートが完全に埋まったわけではありませんが、12月6日時点でシートが確定しているチームとライダーとまとめてみました。
既に数チームはヘレスでのテストを開始しています。
2018年度からテクニカルレギュレーションが変更され、吸気制限を撤廃し、レブ・リミッターによる「回転数制限」が設けられます。
また、ファクトリーチームのエンジンの開発は制限され、プライベーターはファクトリーチームが開発した部品をパフォーマンスを合わせるまで使用でき、前後サスペンションと承認されたエンジン部品は誰でも買えるように販売価格が設定されました。
よって、ワークスチームと同じバイクをプライベーターでも作れるという事になります。
個人的には「エンジン開発が制限されるワークスで出る意味なくね?」と言う疑問が残ります。
それと、2018年にキットパーツとして販売されるアプリリアのRSV4のウイングレッドですが・・・
2018年度のレギュレーションによると、ウイングレットは市販車に装着されていればWSBKでも使用可能だそうです!
Motogpと差別化を明確にする為、市販車ベースとなるSBK車両はカウルにヘッドライトのステッカーの装着を義務付けられていますが、SBKでも遂にウイングOKの時代がやって来たか・・・
2019年モデルのリッターSSは、どのメーカーもマイナーチェンジで、ウイングを搭載して発売されたりして・・・
個人的に気になるのは、カワサキワークス時代にトム・サイクスと喧嘩別れしたロリス・バズのWSBK復帰ですね。2014年アプリリアワークスのシルヴァン・ギュントーリとカワサキワークスのトム・サイクスのタイトル争いが最終戦までもつれ込みました。
Motogp昇格が決定していたサイクスのチームメイトのロリス・バズがチームオーダーを無視し、チームメイトのタイトル争いを完全無視。
バズはこのレースで気持ちよく2位を獲得し、レース後に満面の笑顔で「僕は僕に親切にしてくれる人にしか、親切にしませんから」とコメント。そのコメントにサイクス選手は怒髪天。
レース後もTwitterで口論し、喧嘩内容を世界中に晒す自体となりという事件がありました。
ロリス・バズが一体どんな顔してWSBKに戻ってくるのか!?
サイクスにどんな顔をして会うのか注目です。
また、2018年はGrillini Racing TeamがスズキのGSX-R1000で参戦する事が決定しており、WSBKにスズキのバイクが帰ってきます!
2017シーズン Moto Americaで無敵を誇ったGSX-R1000がどういう走りをするのか注目です!!
また、SSPから、P・J・ヤコブセンがSBKへ昇格となっており、気になるポイントは挙げるとキリがありませんね。
そんなワールドスーパーバイク選手権ですが、12月6日 現在では、以下のチームとライダーの参戦が決まっています。
※12月18日追記:WSBK公式HPより発表のあった2018年エントリーリストを こちらのページ にまとめています。
是非ご覧ください!!
Althea BMW Racing Team
BMW S1000RR
ロリス・バズ (フランス)
Aruba.it Racing – Ducati
Ducati Panigale R
チャズ・デイビス(イギリス)
マルコ・メランドリ(イタリア)
Barni Racing Team
Ducati Panigale R
シャビ・フォレス(スペイン)
Red Bull Honda World Superbike Team
Honda CBR1000RR
レオン・キャミア(イギリス)
ジェイク・ガニエ(アメリカ)
Orelac Racing VerdNatura
kawasaki ZX-10RR
レアンドロ・メルカド(アルゼンチン)
Kawasaki Puccetti Racing
Kawasaki ZX-10RR
トップラーク・ラズガトリオグル(トルコ)
Kawasaki Racing Team
Kawasaki ZX-10RR
ジョナサン・レイ(イギリス)
トム・サイクス(イギリス)
Team Kawasaki Go Eleven
Kawasaki ZX-10RR
ロマーン・ラモス(スペイン)
MV Agusta Reparto Corse
MV Agusta 1000 F4
ジョルディ・トレス(スペイン)
Pata Yamaha Official WorldSBK Team
Yamaha YZF-R1
アレックス・ローズ(イギリス)
マイケル・ファン・デル・マーク(オランダ)
Milwaukee Aprilia World Superbike team
Aprilia RSV4RF
ユージン・ラヴァティ?(北アイルランド)
ロレンソ・サルバドーリ(イタリア)
Team Pedercini Racing?
Kawasaki ZX-10RR
ヨニー・エルナンデス?(コロンビア)
TripleM Honda WSBK Team
Honda CBR1000RR
P・J・ヤコブセン(アメリカ)
Grillini Racing Team
Suzuki GSX-R1000
ロベルト・ロルフォ(イタリア)
ガブリエル・ルイウ(イタリア)
Guandalini Racing
Yamaha YZF-R1
オンドレイ・ジェジック(チェコ)
WSBK 2018年度の開催日程は以下の通りです。
第1戦 オーストラリア
フィリップアイランドグランプリサーキット R1(2月24日)R2(2月25日)
第2戦 タイ
チャーン インターナショナルサーキット R1(3月24日)R2(3月25日)
第3戦 スペイン
モーターランド アラゴン R1(4月14日)R2(4月15日)
第4戦 オランダ
TTサーキット アッセン R1(4月21日)R2(4月22日)
第5戦 イタリア
イモラ・サーキット R1(5月12日)R2(5月13日)
第6戦 イギリス
ドニントンパーク R1(5月26日)R2(5月27日)
第7戦 チェコ共和国
ブルノ・サーキット R1(6月9日)R2(6月10日)
第8戦 アメリカ
マツダ レースウェイラグナセカ R1(6月23日)R2(6月24日)
第9戦 イタリア
ミサノ・ワールドサーキット マルコ・シモンチェリ R1(7月7日)R2(7月8日)
第10戦 ポルトガル
アルガルヴェ国際サーキット(通称ポルティマオ) R1(9月15日) R2(9月16日)
第11戦 フランス
マニクール R1(9月29日) R2(9月30日)
第12戦 アルゼンチン
Villicumサーキット ※建造中の新サーキット(サーキットの準備が間に合わない場合ヘレスで代替の可能性あり)R1(10月13日) R2(10月14日)
第13戦 カタール
ロザイル国際サーキット R1(10月26日) R2(10月27日)
2018年シーズンは一体どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか?
まだ体制を発表していないチームの動向も非常に気になりますね!
初めまして、来年のSBKも注目どころが多いですね。
返信削除・最も制限を受けるカワサキでもレイが強さを示すのか。
・迷機パニガーレはドゥカSBK史上初の「レースで勝てない人気車」になるのか。
・昨年はECUの開発未熟により散々だった新型CBRがマレリ製に変更した事でどこまで上がってくるのか。
・MotoGP帰りのバズがどの面下げてSBKで走るのか(笑)
・2019年以降のスズキワークスの動向を占うGSX-R1000の参戦。
・密かにワークスの介入が噂されてるアプリリアの活躍(私もRSV4乗りなので)。
個人的にはこの辺りに注目しています。
はじめまして!コメントありがとうございます!!
削除アプリリアのワークス介入の噂は知りませんでした!
ワークス介入によって、また強いアプリリアが見れると応援のしがいがありますね!!
ギュントーリのタイトル獲得以来パッとしないアプリリアなので、ワークス介入は大歓迎なのですが、タイトルを獲得した2014年頃は毎レース エンジンの仕様が変わる程、今と比べればエンジンに関してレギュレーションが緩かったと記憶しています。
基本設計の古いRSV4が果たして今のレギュレーションに対応できるか見ものです!
来年はMotogpよりもWSBKの方が何かと話題が多そうなので開幕が楽しみです!!
確か今シーズンの夏休み明け位から頻繁に上位に顔を出すようになり、ラバティのMotoGPマシンテストと、同じマレリ製のECUを使用してる事から電制の部分でワークスのテコ入れが何かあったのではと噂されてます。
削除RSV4は基本設計は最古参ですが、年次改良が頻繁に行われて未だに一級品の戦闘力なのが凄いですね。
来季の回転数制限とパーツ価格設定の恩恵、ラバティも勝てるライダーなので2,3レースは優勝出来るんじゃないかなと期待してます。
なるほど!そういうテコ入れがあったんですね!
削除後半戦はサルバドーリが速くなったのはそういう理由でしょうね。
kawasakiやDucatiは回転数制限でデメリットが生まれますが、他のチームにしてみればチャンスですもんね。
唯一ウイングも搭載される事ですし、来年はミルウォーキー大躍進間違い無し!(笑)
ミルウォーキーを見習って、テンケイトHONDAもさっさとコスワース製のECUからマレリのECUに変えるべきですね。
どう考えても今季のテンケイトのバイクよりハルクプロのバイクの方が速かった気がします。
初めましてこんばんは!確かに来年のWSBKは面白そうですね!
返信削除2017へレステストでジョナサンレイは来年のレギュレーションを見据えて最高回転数を下げてテストを行ったようで、へレスサーキット自体ストレートが短く、トップスピードの影響が少ない中低速コースというのもありますが、それでも(去年もそうでしたが)その日のmotoGPトップタイムを上回るタイムを出してきたことに驚きです。
時期早々ではあるかもしれませんが、ジョナサンレイのSBK4連覇は盤石だと思っています。
Unknownさんこんばんわ!
削除コメントありがとうございます!
2018年シーズン、レイが負けるとすれば、ライダーに負けるのではなく、2018年から採用されるレブ・リミッターによる「回転数制限」に負けるんだと予想しています。
リバースグリッドを駆使しても止められなかったから「勝つたびにマシンを遅くする」っていうのはライダーやチームが可哀想で、本当にその年に誰が速かったのか、どのマシンが速かったのか、全く解らなくなるのではないか?と思っています。
そうなるとレースする意味が無い気もするんですよねぇ・・・
FIMは各ライダー接戦になってくれれば、チャンピオンシップが盛り上がり興業的にも喜ばしいのですが、こんな「ままごとレギュレーション」で世界選手権を名乗るなんて おこがましいです!!
本田宗一郎ならFIMの重役にスパナ投げつけるレベルですね(笑)