Motogp第12戦 イギリスグランプリ 各クラス予選結果とマルケス、ロッシのコメント


8月26日(土)にイギリス・シルバーストーンサーキットでMotogp第12戦 の予選が行われました。motogpクラスは、HONDAのマルク・マルケスが今季23度目のトップタイムをマークし、昨年のフリー走行3で樹立したサーキットベストラップの2分00秒234を自ら更新する1分59秒941のタイムでポールポジションを獲得しています。2番手は、0.084秒差でフリー走行総合2番手だったYAMAHAのバレンティーノ・ロッシ、3番手に地元となるイギリス人のカル・クラッチローが続き、4番手はYAMAHAのマーベリック・ビニャーレスが0.400秒差で付けており、5番手はホルヘ・ロレンソが0.458で入りドカティ最上位となっています。

ポールポジションを獲得したマルク・マルケスのコメント


「バレンティーノが勝つ状態ではないって?僕は彼を考慮します。
今日は僕とのタイム差がほんの僅かでした。
明日は優勝争いに向けて準備を整えて来るでしょう。
レースペースを見れば、カルもとても速いし、マーベリックもすごく良いペースで走ってます。
次に来るのは、バレンティーノとドビジオーゾだと思います。
もしかしたら、それほど強くないかもしれないけど、優勝争いには加わって来るでしょう。
決勝に向けて、リアタイヤに迷いがあります。
フロントはハード、リアに関してはホンダ勢は硬めの選択となるでしょう。
結局は気温次第ですね。
気温が低かった今日の午前は、ミディアムを履いて、ほぼレースの周回数でグッドなタイムが出てましたので」とのコメントです。

対するバレンティーノ・ロッシのコメント

「今日記録したラップタイムが嬉しいです。
1列目からのスタートは常に重要なので、僕たちの仕事に満足しています。
2本目のタイヤで良いタイムが出ました。
レースに関しては、100%落ち着けません。
僕のペースはファンタスティックではありませんからね・・・
周回を重ねて行くと、バイクは大きく滑り始め、走らせるのが難しくなってしまうんです。
今日と明日、解決する時間があるので、バイクを仕上げて表彰台を争いたいです。
もし全てが上手く行けば、3位争いができるでしょうね」
と、一発タイムは出たものの、ペース面に関して問題を抱えているようです。
一体どんな決勝レースになるのでしょうか?


Motogpクラス 以降のリザルトは以下の通りです。(クリックで拡大)





moto2クラスでは、マティア・パシーニが今季5度目のトップタイム(2分06秒572)をマークし、第10戦チェコGPから3戦連続のポールポジションとなりました。
2番手は、今季4度目のフリー走行総合1番手となったアレックス・マルケスが0.222秒差で続き、3番手にはフランコ・モルビデッリが0.245秒差でフロント・ローを獲得しています。
先日motogpクラスへの昇格が発表された日本人ライダー中上 貴晶 選手は0.364秒差の4番手となっています。
長島 哲太 選手は、苦戦が続いているようで1.994秒差の25番手で予選を終えています。
きっと色々事情があるんだと思います。
諦めたり、腐らずに今日のレースに挑んで欲しいと思います。

moto2クラスの以降のグリッドは以下の通りです。(クリックで拡大)





moto3クラスは、ロマーノ・フェナティが昨年の第6戦イタリアGP以来、通算4度目となるポールポジションを奪取しました。
2番手は、ジョアン・ミルが、0.116秒差で3戦ぶり今季4度目の1列目を獲得し、3番手には、ガブリエル・ロドリゴが0.203秒差で3戦連続の1列目を確保しました。
日本人ライダーの結果ですが、フリー走行総合で最後尾だった鳥羽 海渡 選手が0.924秒差の11番手に入り、今季の最高位となり、鈴木 竜生 選手は、1.136秒差の15番手、佐々木 歩夢 選手は、1.370秒差の19番手で予選を終えています。

moto3クラスの以降のリザルトは以下の通りです。(クリックで拡大)

さて、本日行われる決勝の予定は以下の通りです。
8月27日 決勝
moto3 20:40~
moto2 22:00~
motogp 23:30~

となっております。
高速レイアウトでシルバーストーンが好きな選手が多い様ですが、今年は誰がシルバーストーンをモノにするのでしょうか!?

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