今週末のWSBKラグナセカ開催予定とヘイデン選手の代役ライダーについて

さて、今週末にSBKクラスのみ行われるWSBK第8戦ラグナセカですが、Motogpと同様このラグナセカが終わるとWSBKもサマーブレイクとなります。

今回のWSBKは見所が満載となっております。まず、ニッキー・ヘイデンの代役ライダーですが公式発表はまだされていないようですが、テンケイトホンダはMoto Americaのスーパーバイククラスを唯一人CBR1000RR(SC77)で参戦している、Genuine Broaster Chicken Hondaチームのジェイク・ガニエ 選手を走らせる予定らしいです。また、数日前に記事にした DUCATIの新型V4マシン もラグナセカで発表されるのではないかと言われています。見所満載の第8戦ラグナセカ戦をチェックしていこうと思います。




まずは、テンケイト(RED BULL HONDA WORLD SUPERBIKE TEAM)から参戦予定の現在24歳のジェイク・ガニエ 選手の経歴ですが、

2010年『Red Bull MotoGP Rookies Cup』優勝
2011年スペイン選手権(CEV)モト2クラス参戦、総合17位
2014年『AMA Pro Daytona Superbike Championship』優勝
2015年『MotoAmerica Superstock 1000』優勝

となっております。
今年はMoto Americaのスーパーバイククラスを唯一人CBR1000RR(SC77)で参戦しています。
ガニエ選手の今年の成績ですが、

第1戦 レース1 5位 レース2 リタイヤ
第2戦 レース1 10位 レース2 7位
第3戦 レース1 リタイヤ レース2 7位
第4戦 レース1 8位 レース2 8位
第5戦 レース1 リタイヤ レース2 出走せず

となっています。
WSBKと同様Moto AmericaでもSC77は不調のようですが、ガニエ 選手にはWSBKにステップアップして何とか頑張って欲しいです!




さて、一時期はMotoGPも開催されていたラグナセカですが、マツダが2001年に命名権を獲得し、正式には「マツダ・レースウェイ・ラグナ・セカ」という名前です。
コース長3.6km 全11コーナー 右コーナー 4 左コーナー 7というコースです。
S字からの急激な下り坂となる名物コーナーは、誰もが知る「コークスクリュー」です。
昔のGP500のライダー達はウイリーしながら下ってました。



近年のGPではロッシがコークスクリューのダートを走り、ケーシー・ストーナーを抜いたり、

それを数年後マルク・マルケスが同じようにロッシを抜いたりと伝説の多いコーナーでもあります。

あんな無謀とも言えるコースレイアウトになった経緯ですが、最初はサーキットの工事用のショベルカーを通すためのスロープだったのが、現場監督が「出かけるからお前らやっとけよ」と部下に言って帰ってきたら、そのまま舗装されていて、あのレイアウトになってしまったという経緯があります。

1988年に、初めてラグナセカを走った平忠彦 選手は「もう口あんぐりだね。一目見て荷物まとめて帰ろうかと思ったよ」とコメントを残していて、アメリカ人しか作らないであろうレイアウトになっています。

今年亡くなったニッキー・ヘイデン 選手のMotogp初勝利も2005年の第8戦ラグナセカでポール トゥ ウィンを飾っています。

今週末行われるレースで、ヘイデン選手の代役のジェイク・ガニエ 選手がいったいどんな走りをするのか!?

もし、ガニエ選手が不調のSC77で表彰台に入ったら全米が泣いて映画化されると思います!!

最後にレーススケジュールですが
日本時間で土曜日(現地は金曜日)
01:45~02:45 WorldSBK - FP1
06:30~07:30 WorldSBK - FP2

日本時間で日曜日
01:15~01:40 WorldSBK - FP3
03:00~03:15 WorldSBK - SP1
03:25~03:40 WorldSBK - SP2 
06:00~ WorldSBK - レース1 

日本時間で月曜日
02:30~02:45 WorldSBK - WUP
06:00~ WorldSBK - レース2

となっております。

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