さて、MotogpとWSBKはサマーブレイクに入り、全日本ロード選手権も鈴鹿８耐がある為今週行われるレースはBSBとCEVになります。本日は今週末イギリスで行われる国内選手権ブリティッシュスーパーバイク選手権 第６戦ブランズ・ハッチGPについて触れていこうと思います。
まずは、ブランズ・ハッチGPのコース紹介からです。
全体的に高低差が非常に激しい、高速テクニカルコースです。
同じイギリスのシルバーストンとはキャラクター性が大きく異なります。
ホームストレートは、ピット側に大きく傾いているのも特徴です。
コース前半はコーナーが続く低速セクションで、1コーナーを抜けるとすぐに坂を駆け上がり、フルブレーキで「ドルイド・ベント」ヘアピンへ侵入します。
1コーナーからこのヘアピンにかけてはクラッシュが多いポイントです。
中盤から終盤にかけては、上り下りを繰り返しながら森の中を突っ切る高速セクションとなり、インフィールドの中速コーナー区間を抜けると、急勾配の坂を一気に駆け下りるダウンヒルストレートへ入り、深い森の中へ入ります。
ダウンヒルストレートはスピードが急激に伸びる上、急勾配の下り坂でマシンのバランスが崩れやすく、さらにオーバーテイクが可能なエリアであるため、クラッシュが非常に多いポイントです。
森の中は3つの高速コーナーが連続し、森をぐるりと取り囲むように周回します。
全長：3.916km
コーナー数：9
左コーナー：3
右コーナー：6
BSBレコードラップ保持者： ジョシュ・ブルックス - SUZUKI 1:25.426 (2011)
となっております。
去年の結果ですが、シェーン・バーンがレース１、レース２共に勝利を挙げています。
今年もバーンの独壇場になるのでしょうか！？
BSB独自のポイント制度として、2010年から採用された「ザ・ショーダウン」があります。
終盤のチャンピオン争いを演出する為に2010年から導入されました。
第9戦終了時点でのランキング上位6名のポイントを一旦リセットし、第10戦のオールトンパークから上位6名のライダーは、500ポイントからチャンピオンシップが再スタートとなり、残り3戦で最も多くポイントを獲得したものがチャンピオンとなるシステムです。
導入初年度の2010年にBSBに復帰したばかりの清成 龍一 選手が、このザ・ショーダウンにより、逆転勝利を収め、3度目となるBSBシリーズチャンピオンを獲得しています。
今週のブランズ・ハッチGPを含めてショーダウンまで残り4戦となっています。
現在のポイントランキングは以下の通りです。
POS NO RIDER TEAM PTS
1 12 LUKE MOSSEY JG SPEEDFIT KAWASAKI 147
2 67 SHANE BYRNE BE WISER DUCATI 140
3 91 LEON HASLAM JG SPEEDFIT KAWASAKI 132
4 25 JOSH BROOKES ANVIL HIRE TAG YAMAHA 118
5 22 JASON O'HALLORAN HONDA RACING 115
6 60 PETER HICKMAN SMITHS RACING BMW 93
7 27 JAKE DIXON RAF REGULAR AND RESERVES KAWASAKI 89
8 24 CHRISTIAN IDDON TYCO BMW 86
9 2 GLENN IRWIN BE WISER DUCATI 63
10 4 DAN LINFOOT HONDA RACING 60
とりあえず、第9戦までに6位以内に入っておけば何とかなるBSBですが、今週のブランズ・ハッチを含めて残り４戦となっています。
上記のTOP10にスズキが入ってないのが寂しいところです。
ちなみに、スズキ最上位は現在13位のシルヴァン・ギュントーリ選手となっております。
2014年にWSBKのチャンピオンに輝いたことがあるライダーで、実力は折り紙つきなのですが、新型になったGSX-Rの熟成度がまだまだと言ったところでしょうか？
来年はWSBKにSUZUKIが復活するそうで、ライダーは現在モト・アメリカに参戦中のトニー・エリアス選手が乗るそうです。
ここからSUZUKI旋風は吹き荒れるのか！？
要チェックです！
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