本日より行われるMotogpスペイン カタルニヤ戦のスケジュールと注目ポイント

先週に引き続き、2週連続で今週もMotogpが開催されます。舞台はスペイン カタルニヤサーキットととなります。去年のカタルニヤと言えば、前戦ムジェロでノーポイントとなったロッシが、2位のマルケスに3秒差をつけての勝利を挙げ、レース後にキック事件から犬猿の仲となっていたのですが、2位のマルケスがロッシに握手を求めるというシーンが見られました。



ロッシと言えば、同じイタリア人のマックス・ビアッジと殴り合いの喧嘩をしたり、何気に武闘派な所があって、嫌いな奴はトコトン嫌いって感じの性格で、当時このシーンを見て、「おぉ~マルケスは大人だぁ~!」と思ったのは私だけではないと思います。今年は一体どんなドラマが見れるのでしょうか?という事で、カタルニヤを関する上での注目のポイントをあげていきたいと思います。




さて、カタルニヤサーキットですが、近代的で最も優れた設計と評価を受け、毎年約15万人の観客が訪れ、2007年と2008年には20万人を超える観衆を記録しています。
ちなみに、名称ですが、2014年にバルセロナ市からの支援を受けることになり、名称をバルセロナ-カタルーニャ・サーキットに変更しています。

さて、コースでの注目する点ですが、今年はコースレイアウトが変更されています。

2016年12月、6月のカタルーニャGPフリー走行2で発生したルイス・サロムのアクシデントと安全面を考慮し、バックストレートエンドとなる10コーナーと13コーナーは、F1のレイアウトを採用されました。
また、F1で使用する14コーナーと15コーナーの組み合わせとなるシケインを新たに設置することから、右コーナーが8つから9つ、左コーナーが5つから7つ、全長は4727メートルから4652メートルとなっています。

追記:6月10日
※FP1、FP2が終わった段階でライダー達より新設されたシケインのエスケープゾーンが狭く、去年のコースより危険だと!の意見が上がった為に去年のコースレイアウトで開催することが決定されました。


今となっては幻となってしまいましたが、上の画像が今年のレイアウトで、下の画像が去年までのレイアウトです。
開催2日目にして去年のレイアウトに戻すとの発表に我らの偉大な日本人トップライダー中上選手もツイッターで以下の様に発言しています。



また、メインストレートが1047メートルあり、非常に長くトップスピードは350km/hに及びます。
ストレートは長いですが、思い切って減速しなければならないコーナーが連続して続き、コースレイアウトもブレーキングと進入が重要になるレイアウトに変更されているので、ブレーキングがカギを握るサーキットです。



まず、1コーナーの「エルフ」という名称のコーナーですが、世界中のサーキットで最も難しいコーナーの一つと言われています。
長いストレートがあるため車速は340km/hを超え、そこから約90km/hまで減速するので、250km/hの減速をしなければなりません。
ブレーキングで肺が縮み息が漏れそうですね・・・

また、10コーナーもキーポイントで、223メートルを4.8秒で200km/hの減速を行います。


さて、ここからは個人的な見解ですが、前回のムジェロの前トレーニング中に怪我をしたロッシにしてみれば、2週連続でのレースは正直キツイでしょう。
ライバルとなるマルケス、ペドロサ、ビニャーレスはスペイン人で母国グランプリでもあり、育ってきたサーキットです。
ドカティへ移籍したロレンソもスペイン人なので同じことが言えます。
前回のムジェロでは一時トップを走る好パフォーマンスを見せてくれました。
母国グランプリではトップでチェッカーを受ける気満々だと思います。
さらに気になるのは、ヨハン・ザルコです。
私の予想ではワークスの使う2017年モデルのYZR-M1とテック3の使う2016年版のYZR-M1の戦闘力差はそれ程ないと思っています。
加えて、ザルコは去年のカタルニヤをmoto2クラスで勝利を挙げています。
今シーズン一番乗れているルーキーで、勢いのあるライダーなので、この6人がキーを握ってくると思います。

気になるレーススケジュールですが、金曜日が以下の通り

土曜日の予選のスケジュールががコチラ

そして、決勝が以下の通りとなっております。

勝利の女神は一体誰に微笑むのか!?注目です!!

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