こいつは凄いぞ!!ヤマハ2018年式オフロードコンペティションモデルYZ450F発売!!

ホンダ、カワサキに続き、本日2018年モデルのオフロード競技モデル「YZシリーズ」が発表されました。注目は、トップエンドモデル YZ450F です。



新スペックエンジンと新設計フレームが採用され、スマホでのセッティングも可能となり、フデルチェンジと言っても良い程の変更でヤマハの本気を感じます。「IGNITE OFF-MANIA’S DESIRE !」をコンセプトに開発された新スペックエンジン、新設計フレームの主な特徴は、(1)パワー感、操作性などを向上させたパワーユニット(2)新設計フレームの採用などによる旋回性、走破性の向上(3)レース中での始動を容易にするセルフスターターの採用(4)スマートフォンで、ユーザー自身がきめ細かいエンジンセッティングを可能とする新パワーチューナーの搭載(5)しなやかに躍動する美しさと技術進化によるパフォーマンスを表現したスタイリング です。   尚、YZ250F YZ250 YZ125 YZ85 YZ85LWは、カラーリング&グラフィックデザインの変更のみとなっています。「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、2017年6月13日から12月10日の期間限定で予約の受付となっています。以下、気になるモデルごとの価格と、フルモデルチェンジしたYZ450Fに注目していこうと思います。



さて、発売日ですが、どのモデルも8月30日からの発売となっております。
気になる値段は以下の通りです。

「YZ450F」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 1,015,200円
(本体価格940,000/消費税75,200円)

「YZ250F」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 777,600円
(本体価格720,000円/消費税57,600円)

「YZ250」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 723,600円 
(本体価格670,000円/消費税53,600円)

「YZ125」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 615,600円 
(本体価格570,000円/消費税45,600円)

「YZ85LW」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 399,600円 
(本体価格370,000円/消費税29,600円)

「YZ85」
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー) 388,800円 
(本体価格360,000円/消費税28,800円)





2018年モデルのYZ450Fの主な特徴と変更点の詳細は以下の通りです。

【1】パワー感、操作性などを向上させたパワーユニット


(1) 吸気ポート、ピストン、カムプロフィールなどを一新したエンジン

 優れたパワーフィーリングを引き出すため、吸気ポートを新設計するとともに12.8:1の高圧縮比を支える新燃焼室を採用。新作軽量アルミ鍛造ピストンは、天面部リブ形状をチューニングして強度を確保、かつ質量を低減。ピストンピンにはDLCコートを施しフリクションロス低減を図りました。カムプロフィールは吸排ともハイリフト化し、バルブタイミングを最適化。FIセッティングとの統合で優れた性能を引き出しています。




(2) ミッションへの新仕様の織り込み

 プレッシャープレートは、センターリブの形状を変更して軽量化を図りつつ、剛性を確保、良好なミート感を引き出しました。クラッチプレートは、両面に研削を施し駆動力の伝達ロスを低減。トランスミッションは、2~4速の歯幅を約1㎜拡大し信頼性を向上させながら、あわせてシフターストロークを1㎜減らし、ドッグ形状もチューニング、良好なシフト操作感をもたらしています。

販売の方が言うには、実は今回エンジンは、後ろに傾いたシリンダーを、ほんの少しだけ起こしているそうです。
それによりコーナーへのアプローチで減速したときに、今までよりも多くの荷重をフロントへ掛けることができ、それによってより速く、そしてより安定してコーナーを駆け抜けられるようなマシンに仕上がっているとの事です。


【2】新設計フレームの採用などによる旋回性、走破性の向上


(1) 高剛性、軽量化を行った新設計フレーム

 新設計のバイラテラルビーム・フレームを採用しました。
タンクレールをストレート化しテンションパイプ配置を最適化しています。
縦・横・捻れ剛性値は平均約15%向上、エンジン搭載角変更(後傾8.2度→6.2度)、懸架位置変更、懸架ブラケット最適化などの変更が加わり優れたギャップ走破性、旋回性、操縦安定性を支えます。
その他、前後リム、ハンドル、ドライブチェーンなど細部の軽量化を施しました。



(2) サスペンションの仕様最適化

 フロントフォークのシリンダー径は24㎜から25㎜に拡大しオイル流量をアップ。中速域での減衰発生を受け持つミッドスピードバルブには、微量のオイル流量にも対応するリーフスプリングを新たに織り込み低速での良好な減衰感をもたらしています。リアのショックアブソーバーには、高い疲労強度特性をもつコイルスプリングを採用して軽量化。サブタンク容量も増やし減衰力の安定化を図りました。良好なショック吸収性と駆動力を支えます。



【3】レース中での始動を容易にするセルフスターターの採用


 レース中での始動、再始動の容易化を図るためヤマハモーターサイクル初となる軽量リチウムイオンバッテリーを電源とするセルフスターターを採用し、戦闘力向上をはかりました。小型設計のトルクリミッターをプライマリーギアにオフセット配置する独創設計により、マス集中・軽量化・コンパクト化も達成。スターター装着ながらクランクケースは従来と同サイズとなっています。またメインスイッチレス設計として始動容易化を図りました。


【4】スマートフォンで、きめ細かいエンジンセッティングを可能とする新パワーチューナーの搭載


 ユーザーの好みやコース状況に応じてエンジンセッティングができるパワーチューナー。2018年モデルでは、無料の専用アプリをダウンロードしたスマートフォンでセッティング操作可能なシステムとしました。さらにセッティングの精度も向上。燃料噴射/点火時期のマップは、従来モデルの「3×3」から「4×4」の格子へと細分化、かつビジュアルでの表示も可能としました。また各格子に設定できる数値も任意に選べるため、狙いの回転域でのきめ細かなセッティングも可能となりました。その他に、レースログや故障診断コードの表示、リアルタイム車両状況チェック、バックアップ機能、作成したマップやレースログをユーザー同士で簡単にシェアできる機能なども備えています。




【5】しなやかに躍動する美しさと技術進化によるパフォーマンスを表現したスタイリング


 2018年モデル「YZ450F」は、”意のままに操る快感”をデザインコンセプトに掲げデザインを行いました。「YZ450F」のシンボルであるホリゾンタルラインを進化させ強調。連続したバンプの走行でも頭の位置を動かさず滑らかに走行するライダーのイメージを、新シート、低く設定したリアフェンダー位置などのバランスを整え表現しました。また、新設計フロントダクトのデザインは、前方吸気というオリジナリティを可視化する基本的な考え方を受け継ぎながら、ライダー視線でフロントまわりに軽快な印象を感じられる造形処理としました。サイドカバーは、ポリアミド樹脂(PA)を新たに投入、熱影響も受けにくく滑らかな表面はライダーアクションをサポートし、マシンがライダーにあわせてくれるような自由自在なフィーリングを実現します。この他、リブ構造を取り入れたフロントフェンダーなどの採用で力強さを表現しました。




2018年モデル「YZ450F」主要仕様諸元(国内仕様)※クリックで拡大します。




う~ん素晴らしいですね・・・
ぶっちゃげ、今まで発表された2018年オフロードコンペモデルの中でYZ450Fが一番欲しいです!!
オフロードは勿論の事、オンロードモデルにこのエンジンを積んだら絶対面白いと思います。
欲しい・・・

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