先日、次期DUCATIのスーパーバイクの個人的予想に付いて記事にしました。
5月12日より発売となったCBR250RRは発表後の3日間で年間販売計画台数3,500台を上回る3,714台の受注が入るという大人気で、SNSで納車報告を見かけるようになりました。この3,714台と数字ですが、3,714人のライダーが注文したというわけでは無く、販売店が「このくらいは売れるだろう。」という予想で発注された台数も含むのですが、裏を返せば普段バイクを売っているバイク屋さんからもこれは売れる!と認められたモデルと言っても良いでしょう。
実際私もCBR250RRのレースベース車の事を発表されて「これは欲しい!!」と思いすぐに記事にしました。
近年の250ccブームを開拓し、ブームは日本だけに留まらず世界中で中排気量が大人気となり、その影響でWSS300、AP250、JP250というレースカテゴリーを作るキッカケとなったカワサキにしてみればこの状況は面白くはないでしょう。
既にARRC(アジアン・ロードレース選手権)のAP250ではマレーシアラウンドとタイラウンドの2戦、合計4レースを終えましたがNinjya250は昨年と打って変わり成績が良くありません。
昨年までTRICK STAR RACINGから出場していた山本剛大 選手も今年はマシンをNinjya250からCBR250RRへ変えて参戦しています。
数年前、Ninjya250に関しては4気筒になる噂があり、エンジンは完成していてあとは上役のGOサイン待ちという事を聞いたことがあります。
しかし、最近ネットで得た情報によりますとkawasakiのインドネシア工場には2018年頃に投入予定の新型Ninjya250らしき車両が既に完成してあると現地で働いていた人の証言等もあり、国内のバイク雑誌でも色々噂されているように発表は時間の問題です。
と、言うのも2015年12月にネット上にこちらの画像が流出しました。
そうです。先月4月17日に発売されたSUZUKIのGSX250Rです。
2017年に発売されたGSX250Rですが、2015年には実車が完成してある程度の数が量産されていたということになります。
この様な前例もあるので、Ninjya250が既に完成しているという噂は信憑性の高いものだと思います。
一方、ヤマハも確実に18年か19年でフルモデルチェンジしてくると思います。
寝耳に水だったのですが、5月12日のヤフーニュースに「ヤマハの社長がバイクの免許を取った理由」という記事が掲載されました。
注目すべきは記事中に開発中の中型車機との記載があります。
直接的にYZF-R25の事を指しているわけでは無いのですが、記事中に使われている写真がこんな写真だから期待してしまいます。
しかし、この写真よく見るとこのカウリング形状にラムエアの形、タンク前方のダクトに加え、シートカウルには薄いシートスポンジ、リアタイヤの太さはどう見ても250ccのものではありません。
というか、確実にこの写真はYZR-M1でしょう・・・
紛らわしい写真を使わないでもらいたいものです・・・
話が多少それましたがYZF-R25の次期モデルの開発が始まっていてもおかしくない状況であることに違いはありません。
さて、ここで気になるのは今後の250ccクラスがどのような方向性を歩むかという事なのですが、私が予想する答えはいたってシンプルです。
250ccのレースがあるので、どんどん走りに特化した進化を遂げる事になるでしょう。
バイク雑誌にも書かれているように、ラムエアシステムはいずれ導入される事となるでしょう。
今現在行われているAP250では車両にラムエアの追加が認められており、アジア・ロードレース選手権を走っている250ccの車両全車にラムエアが後付けで装備されています。
一方、国内で行われるJP250はラムエアは禁止ですが、フレッシュエアダクトは許可されています。
実はこのJP250で認可されている”フレッシュエア”も、ひと悶着あったのですが書くと長くなってしうので省略します。
アジア選手権と車両規定を揃えたほうが、ライダーにとってもチームにとっても参加しやすくなることは明白です。
CBR250RRのAP250用車両では、ヘッドライト位置にラムエアを装着していることを考えると、HONDAとしては後出しリリースになるkawasaki YAMAHAの2社がラムエア装備で販売してもキットパーツや小変更で対応する準備はできていると言うことでしょう。
エンジンパワーを上げるためにラムエアが装備されるのはレースを戦う車両の宿命なので自然の流れです。
CBR250RRと同じように足回りも次期Ninjya250とYZF-R25は倒立サスを装備して発売されるでしょうし、その内フルアジャスタブルサスペンションになるのも自然な流れと言えます。
そうなると当然コストアップになるわけです。
Ninjya250は基本設計がGPZ250Rから続く古いエンジンを現代の技術で焼き直すことで低コスト化を実現し、50万円を切る価格で販売されエントリーモデルとしては最適で、その上玄人のライダーでも楽しめるということでヒットした経緯を考えると本末転倒の気がしますが、レースを走る戦う車両には仕方のない事だと思います。
ここからが一番言いたかったことなのですが、豪華装備により今後の250ccクラスの車両の価格が上がるのは、やはりいただけないのですよ!!
某有名チューンショップが発売しているYZF-R25のJP250用コンプリート車両が約135万円もします。
ブームの火付け役になったNinjya250が2台買えてお釣りが来ます。
私なら約140万円出してNSF250Rの方を買います。
過去にSP250とGP250というクラスがあったように、市販車ベースのJP250とJ-GP3があり業界が盛り上がることは喜ばしい事だと思います。
HARC-PROさんの新年の挨拶にも「JP250のいいところは国内・国際が一緒に走れるところ。競争相手が多ければそれだけタフな戦いになるから。」
とあるように、JP250はいい所がいっぱいあるんです。
しかし、オートバイ競技はお金がどうしてもかかります。
今も昔も若者はお金を持ってない人がほとんどです。
実際私も「お金があればもっと練習行けるのに!お金が無いのは可能性が少ないってことなんだなぁ」と実感したものです。
金の切れ目は縁の切れ目という言葉があるように、価格が上がるとバイクの人気はさらに下がっていくのではないでしょうか?
バイクの性能が上がることは良い事だと思いますが、何とか各メーカーやMFJのほうで折り合いをつけて低コストでレースできたり、一般ユーザーがバイクを購入しやすくなる環境を作って欲しいと願います。
P.S.
個人的な考えというより、後半は不満を長々と書いてしまいました。
最後まで読んでいただき有難うございました。
5月12日より発売となったCBR250RRは発表後の3日間で年間販売計画台数3,500台を上回る3,714台の受注が入るという大人気で、SNSで納車報告を見かけるようになりました。この3,714台と数字ですが、3,714人のライダーが注文したというわけでは無く、販売店が「このくらいは売れるだろう。」という予想で発注された台数も含むのですが、裏を返せば普段バイクを売っているバイク屋さんからもこれは売れる!と認められたモデルと言っても良いでしょう。
実際私もCBR250RRのレースベース車の事を発表されて「これは欲しい!!」と思いすぐに記事にしました。
バイクが売れない時代に短時間でこれだけ注文が入るのはすごい事だと思います。
そこで気になるのがこれからのNinjya250とYZF-R25の動向です。
10月25日追記:東京モーターショー直前ですが、フルモデルチェンジしたNinjya250の画像が流出しました。
該当記事はこちら※クリックで開きます
11月10日追記:YZF-R25の2018年モデルが発表されました。
気になるフルモデルチェンジ等の情報も こちらのページにまとめていますのでご覧ください。
近年の250ccブームを開拓し、ブームは日本だけに留まらず世界中で中排気量が大人気となり、その影響でWSS300、AP250、JP250というレースカテゴリーを作るキッカケとなったカワサキにしてみればこの状況は面白くはないでしょう。
既にARRC(アジアン・ロードレース選手権)のAP250ではマレーシアラウンドとタイラウンドの2戦、合計4レースを終えましたがNinjya250は昨年と打って変わり成績が良くありません。
昨年までTRICK STAR RACINGから出場していた山本剛大 選手も今年はマシンをNinjya250からCBR250RRへ変えて参戦しています。
数年前、Ninjya250に関しては4気筒になる噂があり、エンジンは完成していてあとは上役のGOサイン待ちという事を聞いたことがあります。
しかし、最近ネットで得た情報によりますとkawasakiのインドネシア工場には2018年頃に投入予定の新型Ninjya250らしき車両が既に完成してあると現地で働いていた人の証言等もあり、国内のバイク雑誌でも色々噂されているように発表は時間の問題です。
と、言うのも2015年12月にネット上にこちらの画像が流出しました。
そうです。先月4月17日に発売されたSUZUKIのGSX250Rです。
2017年に発売されたGSX250Rですが、2015年には実車が完成してある程度の数が量産されていたということになります。
この様な前例もあるので、Ninjya250が既に完成しているという噂は信憑性の高いものだと思います。
一方、ヤマハも確実に18年か19年でフルモデルチェンジしてくると思います。
寝耳に水だったのですが、5月12日のヤフーニュースに「ヤマハの社長がバイクの免許を取った理由」という記事が掲載されました。
注目すべきは記事中に開発中の中型車機との記載があります。
直接的にYZF-R25の事を指しているわけでは無いのですが、記事中に使われている写真がこんな写真だから期待してしまいます。
しかし、この写真よく見るとこのカウリング形状にラムエアの形、タンク前方のダクトに加え、シートカウルには薄いシートスポンジ、リアタイヤの太さはどう見ても250ccのものではありません。
というか、確実にこの写真はYZR-M1でしょう・・・
紛らわしい写真を使わないでもらいたいものです・・・
話が多少それましたがYZF-R25の次期モデルの開発が始まっていてもおかしくない状況であることに違いはありません。
さて、ここで気になるのは今後の250ccクラスがどのような方向性を歩むかという事なのですが、私が予想する答えはいたってシンプルです。
250ccのレースがあるので、どんどん走りに特化した進化を遂げる事になるでしょう。
バイク雑誌にも書かれているように、ラムエアシステムはいずれ導入される事となるでしょう。
今現在行われているAP250では車両にラムエアの追加が認められており、アジア・ロードレース選手権を走っている250ccの車両全車にラムエアが後付けで装備されています。
一方、国内で行われるJP250はラムエアは禁止ですが、フレッシュエアダクトは許可されています。
実はこのJP250で認可されている”フレッシュエア”も、ひと悶着あったのですが書くと長くなってしうので省略します。
アジア選手権と車両規定を揃えたほうが、ライダーにとってもチームにとっても参加しやすくなることは明白です。
CBR250RRのAP250用車両では、ヘッドライト位置にラムエアを装着していることを考えると、HONDAとしては後出しリリースになるkawasaki YAMAHAの2社がラムエア装備で販売してもキットパーツや小変更で対応する準備はできていると言うことでしょう。
AP250を走るCBR250RR |
CBR250RRと同じように足回りも次期Ninjya250とYZF-R25は倒立サスを装備して発売されるでしょうし、その内フルアジャスタブルサスペンションになるのも自然な流れと言えます。
そうなると当然コストアップになるわけです。
Ninjya250は基本設計がGPZ250Rから続く古いエンジンを現代の技術で焼き直すことで低コスト化を実現し、50万円を切る価格で販売されエントリーモデルとしては最適で、その上玄人のライダーでも楽しめるということでヒットした経緯を考えると本末転倒の気がしますが、レースを走る戦う車両には仕方のない事だと思います。
ここからが一番言いたかったことなのですが、豪華装備により今後の250ccクラスの車両の価格が上がるのは、やはりいただけないのですよ!!
某有名チューンショップが発売しているYZF-R25のJP250用コンプリート車両が約135万円もします。
ブームの火付け役になったNinjya250が2台買えてお釣りが来ます。
私なら約140万円出してNSF250Rの方を買います。
過去にSP250とGP250というクラスがあったように、市販車ベースのJP250とJ-GP3があり業界が盛り上がることは喜ばしい事だと思います。
HARC-PROさんの新年の挨拶にも「JP250のいいところは国内・国際が一緒に走れるところ。競争相手が多ければそれだけタフな戦いになるから。」
とあるように、JP250はいい所がいっぱいあるんです。
しかし、オートバイ競技はお金がどうしてもかかります。
今も昔も若者はお金を持ってない人がほとんどです。
実際私も「お金があればもっと練習行けるのに!お金が無いのは可能性が少ないってことなんだなぁ」と実感したものです。
金の切れ目は縁の切れ目という言葉があるように、価格が上がるとバイクの人気はさらに下がっていくのではないでしょうか?
バイクの性能が上がることは良い事だと思いますが、何とか各メーカーやMFJのほうで折り合いをつけて低コストでレースできたり、一般ユーザーがバイクを購入しやすくなる環境を作って欲しいと願います。
P.S.
個人的な考えというより、後半は不満を長々と書いてしまいました。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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