2017年のWSSPを走る600ccバイク

既にシーズンが始まっているWSSPですが改造範囲が非常に狭く、タイヤも市販されている溝付きタイヤでピレリのスーパーコルサのワンメイクで走っています。我々一般ユーザーのバイクの状態に非常に近いので画像を貼ってみました。カスタムの参考にしてはいかがでしょうか?








ちなみに、今年はZX-R6 YZF-R6 CBR600RR Daytona 675 F3 675の5メーカーのバイクが走っています。
ちなみにヘッドライトが付いていますが、転倒してガラス等がコースに残ると危険なのでヘッドライトはステッカーです。
数年前までヘッドライトステッカーは付いてなかったのですが、市販車ベースのレースだということを強調すべく、ヘッドライトステッカーの装着が義務付けられました。



 こちらは王者ケナン・ソフォーグルのZX-6Rです。
SBKやMotogpになると、ブレーキキャリパーは、ほとんどブレンボなのにニッシンのキャリパーなのが目を引きますね。
こちらも同じくZX-6Rですが、去年まで日本のJSB1000をTEAM GREENから走っていた
渡辺一樹 選手のマシンです。
 こちらは去年までCBR600RRで走っていたアメリカ人ライダーのパトリック・ヤコブセンのMV Agusta F3 675です。
ルールで標準で搭載されているトラクションコントロールは禁止されていますので、F3とR6はトラクションコントロールが外されています。
マフラーがノーマルの3本出しマフラーからSCレーシングの1本出しになっていますが、これにはひと悶着ありました。
F3がWSSPを走るに当たり、当時のルールでマフラーの形状は変わっても良いが、左右2本出しを1本出しにしたり、1本出しを2本出しにしたり本数は変えずに基本市販車と同じ取り回しで走りなさいというルールがありました。
しかし、市販車ベースのストックレースを走るに当たりエキパイの長さが稼げないので不利な点がいくつかありました。
そこで、「待ってくれ。これは3本出しマフラーじゃなく1本出しマフラーで、サイレンサーエンドが3本なだけだ」と言い出したのです。



つまり↑こういう感じで出口が3本なだけで実は1本出しなんだよと・・・
当時は苦しい言い訳のように聞こえましたが、これがすんなり通りました。
あんなに雑誌やメディアで「美しい3本出し」と讃えられていたのに・・・・
 こちらはイギリス人ライダーのステファン・ヒルの乗るDaytona 675です。
イギリスメーカーでイギリス人ライダーってのがいいですね!
マフラーもイギリスメーカーのスコーピオン!
私のバイクのマフラーもスコーピオンです。
 上記で紹介したF3もデイトナ675も日本車と違いレースベース車が無いんです。
日本車のレースベース車には専用ECUだったり、キットパーツが組み込まれたりしますが、F3とデイトナは私たちが買って公道を乗っている仕様のバイクと同じものを改造しています。
 こちらは以前記事でも取り上げたイタリア人ライダーのフェデリコ・カリカスロのYZF-R6です。カッコいいですね。
最後に取り上げるのが、日本人ライダー大久保 光 選手のCBR600RRです。
今年からMotogpのバイクもSCレーシングのマフラーに代わりましたね。

以上、今年WSSPを走る5メーカーのバイクの紹介でした。



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